韓国のグローバルアーティスト「BTS」を成功へ導いた元・HYBEの主要メンバーが新たな挑戦に乗り出す。
RETOPIA SALON(レトピアサロン)は4日、元・HYBEのパン・ウジョン代表を筆頭に、キム・スリンCCO(最高クリエイティブ責任者)、パク・ジュンスCOO(最高執行責任者)らが意気投合し、新会社を設立。新しいボーイズグループをデビューさせる計画を発表した。
「RETOPIA SALON」は、現実世界に実現するユートピアを象徴する。 「Make Dreams Real(夢を現実に)」というビジョンのもと、大衆芸術への情熱が夢を超えて現実の体験として実現することを目指している。
同社はアーティストマネジメントとコンテンツ制作を兼ね備えたエンターテインメント企業であり、現在BTSのJINが出演するYouTubeバラエティ番組『走れソクジン』を制作している。既存のエンターテインメント企業とは一線を画すコンテンツ専門家集団として、K-POP市場に新たな革新をもたらすことが期待されている。
パン・ウジョン代表は「RETOPIA SALONは、生命力あふれるコンテンツで世界にない新しい体験を創り出していきます」と語り、「最初のプロジェクトとしてK-POP市場をリードするボーイズグループをデビューさせる予定で、3月から大規模なグローバルオーディションを開始し、本格的なチーム編成に着手する」と明かした。
HYBEでK-POPの「自作コンテンツ文化」を築いた中心人物たち 2010年にBigHit Entertainment(現HYBE)に入社したパン・ウジョン代表は、元HYBEメディアスタジオのクリエイティブスタジオリーダーとして、2023年9月までHYBEに在籍。HYBEミュージックグループの主要アーティストたちの多様なコンテンツ制作を統括してきた。特に、BTSの成功要因の一つであるSNSとデジタルプラットフォームを活用したファンとのコミュニケーションを主導した人物であり、現在のK-POPアイドルにとって定番となっている企画型の自主制作コンテンツ、通称「自コン」の生みの親でもある。彼の代表作には『Run BTS(走れバンタン)』や『In the SOOP』などがあり、MnetやJTBCなどのテレビ局でも放送されるほど、そのクオリティが評価された。
キム・スリンCCOは元HYBE LABELS JAPANのVP(副社長)で、2011年にBigHit Entertainmentに入社。BTSをはじめ、TOMORROW X TOGETHERやENHYPENなどのファンコンテンツを主導した。アーティストのファンミーティングやシーズングリーティング、フォトブックのビジュアルディレクションを担当し、BTSのデビュー記念イベント「FESTA」を企画し、ファンの体験の幅を広げた人物として評価されている。その後、日本法人に移り、現地での練習生キャスティングやブランディングなどを担当した。
パク・ジュンスCOOはHYBEオリジナルコンテンツスタジオのSP(シニアプロフェッショナル)出身で、『Run BTS(走れバンタン)』、『BON VOYAGE』、『Burn The Stage』など、BTSのバラエティ番組、リアリティ番組、ドキュメンタリー、映画まで幅広く演出してきた。さらに、SEVENTEENの『In the SOOP』や、パク・ソジュン、Peakboy、チェ・ウシク、パク・ヒョンシク、BTSのVが出演した『In the SOOP: ウジョン旅行』、さらには『Backstage: TOMORROW X TOGETHER x ENHYPEN ドキュメンタリー』なども手がけている。
RETOPIA SALONがK-POP市場に新たな旋風を巻き起こすか、今後の展開に注目が集まる。
出典 : ファング・ミヒョン.(2025年2月4日).「BTS 自コンの創始者」パン・ウジョン代表、RETOPIA SALON設立….news1.https://www.news1.kr/entertain/music/5678267